「猫ちゃんわんちゃんは肉食だから炭水化物はいらない」と思われがちですが、最新の研究や栄養学の知見では、適切に消化吸収できる炭水化物をバランスよく取り入れることが健康維持につながることがわかってきています。
特に腎臓の健康との関係は、多くの飼い主さんが見逃せないポイントです。
🔬 論文が示す「腎臓と炭水化物」の関係
最新の研究では、猫ちゃんわんちゃんにおいて炭水化物を適度に利用することで、過剰なタンパク質代謝の負担を和らげ、腎臓の健康維持に役立つことが報告されています。
グレインフリー(炭水化物抜き)フードは一見「動物らしい食事」に思えますが、腎臓が処理しきれないほどの窒素老廃物が発生する可能性があります。
炭水化物を適切に配合することは、腎臓への長期的なダメージを減らす工夫にもつながるのです。
🚫 小麦グルテンがダメな理由
では、炭水化物なら何でも良いかというと、そうではありません。
特に小麦由来のグルテンは注意が必要です。
・消化のしにくさ
猫ちゃんわんちゃんの中には、グルテンを消化しにくい体質の子もいます。
すべての子に当てはまるわけではありませんが、腸に負担がかかることがあります。
・アレルギーのリスク
体質によっては、グルテンがアレルゲンとなり、皮膚炎や下痢などの症状が現れる場合があります。
・腸のバリア機能への影響
特に過敏な子の場合、慢性的にグルテンを摂取すると腸のバリア機能(タイトジャンクション)に悪影響を及ぼす場合があります。
こうした理由から、猫ちゃんわんちゃんにとってグルテンは必須ではなく、むしろ避けるべき成分と考えられています。
🌾 Paw’sのこだわり:安心できる炭水化物源
私たち Paw’sの総合栄養食 では、炭水化物の質にこだわり、
✔ グルテンフリー
✔ もち米由来のでんぷん
✔ じゃがいも由来のでんぷん
を適切な割合で配合しています。
これにより、消化吸収がよく、腎臓への負担を減らしながらエネルギー源を確保できる設計になっています。
🐕🐈 自然界でも炭水化物は「ゼロ」ではない
猫ちゃんは「真の肉食動物」、わんちゃんは「肉食寄りの雑食」とされています。
確かに肉や魚を主食としていますが、野生下では獲物の胃や腸の内容物を食べることも多く、そこにはすでに消化が進んだ炭水化物(植物由来の成分)が含まれています。
つまり、猫ちゃんわんちゃんの体は炭水化物をまったく受けつけないわけではなく、むしろ自然なかたちで摂取してきた歴史があるのです。
✅ まとめ
✔️ 炭水化物を含むバランスのとれた食事は、腎臓をはじめ全身の健康維持に役立ちます。
✔️ タンパク質や脂肪の摂りすぎによる内臓の負担をやわらげるために、炭水化物をうまく活用することも大切です。
✔️ 小麦グルテンは、一部の犬や猫にとって消化不良やアレルギーの原因になることがあります。炭水化物は他素材で賄い、グルテンを控えるのも安心です。
✔️ Paw’sでは、グルテンを使わず、もち米やじゃがいもなど消化にやさしい炭水化物を採用しています。
✔️ 犬や猫の本来の食性と、最新の栄養学に基づき、自然で健やかな栄養バランスをめざして設計しています。
「お肉だけで大丈夫」と思われがちな猫ちゃんわんちゃんの食事ですが、実は腎臓の健康を守り、長く元気に過ごすためには、良質な炭水化物の存在もカギになります。
Paw’sのごはんがその一助になればうれしいですが、何より大切なのは、飼い主さん自身が正しい知識を持って、愛犬・愛猫に合ったごはんを選んであげること。
その積み重ねが、10年後、20年後の「元気な笑顔」につながります。