ペットの防災と備蓄フード|ローリングストックで無理なく続ける準備のしかた
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はじめに
災害への備えというと人の食料や水に目が向きがちですが、犬や猫と暮らしていると「この子のごはんはどうしよう」という不安がついてまわります。
避難所にペット用のフードが十分に届くとは限らず、いつものフードが手に入らない状況も起こり得ます。
この記事では、環境省のガイドラインをもとに、犬猫のフードと水をどのくらい備えればよいのか、フードアレルギーの子はどう備えるのか、そして特別な買い物をしなくても続けられる「ローリングストック」のやり方までをまとめました。
9月1日の防災の日をきっかけに、少しずつ見直してみてください。
📋 この記事の目次
- フードと水は何日分あればいい?
- ローリングストックとは|特別な準備をしないコツ
- 備蓄しておきたいもの一覧
- フードアレルギー・療法食の子の備え方
- フリーズドライフードが持ち出し袋に向いている理由
- まとめ
フードと水は何日分あればいい?
環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」では、ペットのフードと水は最低でも5日分、できれば7日分以上を用意しておくことがすすめられています。
これは、支援物資が届くまでに数日かかることや、被災地に届くペット用品が種類・量ともに限られることを想定した目安です。
🥣 フードの量の考え方
普段の1日分の給与量に、備えたい日数をかければ必要量が出せます。
たとえば1日80gを食べる子で7日分なら、80g×7=560gが目安です。
ドライフードは開封すると酸化が進むため、小袋タイプや、いつも使っている袋の一部を密閉容器に取り分けておく方法が管理しやすいです。
💧 水の量の考え方
犬猫が1日に必要とする水分量は、体重1kgあたりおおよそ50mlが一つの目安とされています(フードに含まれる水分も含めた量で、活動量や気温で変わります)。
体重5kgの子なら1日あたりおよそ250ml、7日分でおよそ1.75Lです。
人用の備蓄水と分けて考え、ペット用として別に確保しておくと安心です。
災害時は環境の変化で食欲が落ちたり、水を飲む量が減ったりしがちです。
ウェットフードや水で戻せるフードを一部混ぜておくと、食事から水分をとりやすくなります。
ローリングストックとは|特別な準備をしないコツ
ローリングストックは、防災用に特別なものを買いためるのではなく、普段使っているフードを少し多めに買い、古いものから使って、使った分を買い足すという方法です。
常に一定量の在庫が家にある状態を保ちながら、中身が少しずつ入れ替わるので、気づいたら賞味期限が切れていた、ということが起きにくくなります。
🔄 やり方は3ステップ
| ステップ | やること |
|---|---|
| ① 少し多めに買う | いつものフードを、7日間分多く買い、在庫が常にある状態にする |
| ② 古いものから使う | 買ってきたら奥に置き、手前の古いものから開ける |
| ③ 使った分を買い足す | 1袋開けたら次の買い物で1袋補充する |
この方法なら、いつも食べ慣れたフードが備蓄になります。
災害時に急に知らないフードへ切り替えると、ただでさえストレスがかかっている状態で下痢や食べ渋りが起こりやすくなるため、「食べ慣れたものが一定量ある」こと自体が備えになります。
💡 豆知識
ローリングストックは、もともと内閣府や農林水産省が家庭の食料備蓄としてすすめている考え方です。
定期購入を使っている場合は、届く周期を1回ぶん早めに設定しておくと、自然に在庫が1回分多い状態を保てます。
備蓄しておきたいもの一覧
フードと水以外にも、食事まわりで用意しておくと困らないものがあります。
持ち出し袋に入れるものと、家に置いておくもの(在宅避難用)に分けて考えると整理しやすいです。
✅ 食事まわりの備蓄チェックリスト
- ☑ いつものフード(最低5日、できれば7日分以上)
- ☑ 飲み水(ペット用に別で確保)
- ☑ 折りたためる食器・給水器
- ☑ 缶詰やパウチを使う場合はプルトップ以外の開け方も想定
- ☑ 常用している薬・サプリメント(数日分)
- ☑ フード名・1日の量・注意点を書いたメモ(預ける時に役立つ)
- ☑ 使い捨てできる給餌用スプーンやウェットティッシュ
備蓄品は年に1〜2回、季節の変わり目などに中身と賞味期限を見直しましょう。
子犬・子猫期やシニア期は必要な量やフードの種類が変わるため、成長や体調に合わせて備蓄の内容も更新してください。
フードアレルギー・療法食の子の備え方
特定の原材料を避けているフードや、動物病院で処方されている療法食を食べている子は、災害時に代わりのフードを見つけるのがより難しくなります。
支援物資として届くフードが合わず、食べられないという状況も起こり得ます。
この場合は、備蓄の日数を長めに(できれば2週間ぶん)とっておくことと、かかりつけの動物病院にも「災害時に取り寄せができるか」をあらかじめ確認しておくことが役立ちます。
使っているフードの名前・メーカー・購入先を書いたメモを持ち出し袋に入れておくと、再入手やスタッフへの引き継ぎがスムーズです。
🌿 コラム|「いつもと同じ」がいちばんの安心材料
災害時は、犬も猫も強いストレスを受けます。
慣れない場所、大きな音、飼い主さんの緊張。
そんな中で「いつものごはんのにおい」がすることは、その子にとって数少ない「いつもどおり」になります。
防災の備えは、非常事態のためのものであると同時に、その子がいつもの調子を保つための備えでもあります。
フリーズドライフードが持ち出し袋に向いている理由
持ち出し袋は「軽さ」と「かさばらないこと」がとても重要です。
避難時は人の荷物と合わせて運ぶことになるため、重い缶詰を何日分も入れるのは現実的ではありません。
フリーズドライのフードは水分を抜いてあるぶん軽く、コンパクトで、未開封であれば常温で長期保存しやすいのが特長です。
そのままでも与えられ、水があればふやかしてウェットのように食べさせることもできるので、食欲が落ちている時や水分をとらせたい時にも使いやすいフードです。
Paw's Green Deliのフリーズドライは、着色料・香料・保存料無添加で、原材料は犬猫共通のシンプルな設計です。
そのまま/水で戻して/砕いてトッピングの3通りに使えるので、普段はごほうびやトッピングに使いながらローリングストックし、いざという時は持ち出し袋に入れる、という備え方ができます。
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はじめて与えるフードは、災害が起きる前に普段の食事で少量ずつ試しておきましょう。
本番でいきなり食べさせると、合わなかった場合に困ります。
フリーズドライを水で戻す場合は、必要な水の量も持ち出し袋の水量に含めて計算してください。
まとめ
ペットの防災は、特別なものを一度にそろえるより、普段の暮らしの延長で少しずつ整えるほうが続きます。
今日できることとして、まずフードの在庫が何日分あるかを数えてみるところから始めてみてください。
📝 この記事のまとめ
- フードと水は最低5日、できれば7日分以上(環境省ガイドライン)。
フードアレルギー・療法食の子は2週間分が目安 - 水は体重1kgあたり1日およそ50mlを目安に、ペット用として別に確保する
- ローリングストック=いつものフードを少し多めに買い、古いものから使い、使った分を買い足す
- 食べ慣れたフードが一定量あること自体が、災害時のストレス対策になる
- 持ち出し袋には軽くてコンパクトなフリーズドライが向く。
事前に一度食べさせて相性を確認しておく
Paw's Green Deliでは、犬猫共通で使えるフリーズドライや、水分がとれてストレス時の腸内の健康をサポートするウェットフードも取り扱っています。
毎日のごほうびに使いながら、そのまま防災の備えにもなる形で取り入れてみてくださいね。