無添加ペットフードの正しい選び方|添加物の危険性と安全な製品の見分け方【2025年版】
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愛猫・愛犬の健康を第一に考えるママさんパパさんなら、「無添加ペットフード」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
スーパーやペットショップの棚に並ぶペットフードのパッケージには、「無添加」「ナチュラル」「オーガニック」といった魅力的な文字が並んでいます。
しかし、「無添加」と書いてあればすべて安全なのでしょうか?
そもそも添加物とは何で、本当に危険なのでしょうか?
この記事では、ペット栄養管理の専門家として、添加物の種類とその健康リスク、そして本当に安全な無添加ペットフードの選び方を徹底解説します。
目次
- ペットフードに含まれる添加物とは
- 特に注意すべき危険な添加物一覧
- 添加物がペットの健康に与える影響
- 「無添加」の定義と落とし穴
- 安全なペットフードを見分ける4つのポイント
- Paw's Green Deliが選ばれる理由
- よくある質問(FAQ)
1. ペットフードに含まれる添加物とは
ペットフードに使用される添加物は、大きく分けて以下の4種類に分類されます。
添加物の種類と役割

添加物は本当に必要?
実は、犬や猫は色を人間ほど識別できません。
特に着色料は完全にペットではなく飼い主向けのもので、ペットの健康には何の利益もありません。
一方、酸化防止剤や保存料は、フードの品質維持(食中毒リスクの低減など)に一定の役割を果たすため、一概に不使用が安全とも言い切れません。
しかし問題は、化学合成された添加物の長期的な健康リスクです。
2. 特に注意すべき危険な添加物一覧
ペットフード安全法では、以下の4種類の添加物について使用量が制限されています。これらは健康リスクが高いとされている成分です。
🚫 危険度S級:絶対に避けたい添加物
① エトキシキン
用途:協力な酸化防止剤(もともとは除草剤として開発)
危険性:発がん性、肝臓・腎臓への障害、皮膚疾患
ペットフード安全法での規制:150μg/g以下
② BHA(ブチルヒドロキシアニソール)
用途:酸化防止剤
危険性:発がん性、膀胱がんや甲状腺がんのリスク
ペットフード安全法での規制:150μg/g以下
③ BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)
用途:酸化防止剤(元々は石油用)
危険性:肝臓・腎臓への負担、内分泌かく乱作用
ペットフード安全法での規制:150μg/g以下
④ 亜硝酸ナトリウム
用途:発色剤・保存料
危険性:強い毒性、発がん性物質への変化の可能性
ペットフード安全法での規制:100μg/g以下
⚠️ 危険度A級:できるだけ避けたい添加物
⑤ プロピレングリコール
用途:湿潤剤(セミモイストフードに使用)
危険性:猫の赤血球を破壊する可能性、犬にも長期的影響の懸念
⑥ ソルビン酸カリウム
用途:保存料
危険性:アレルギー反応、成長抑制の可能性
⑦ 合成着色料(赤色3号、赤色102号、黄色5号など)
用途:着色
危険性:発がん性、アレルギー、行動異常
重要ポイント:犬猫には不要な添加物
🔍 原材料表示での確認ポイント
これらの添加物は、原材料表示欄に必ず記載されています。
以下のような記載があれば要注意です:
例:
酸化防止剤(BHA、BHT)
保存料(ソルビン酸K)
着色料(赤色102号)
発色剤(亜硝酸Na)
💡 重要な注意点
上記の添加物は使用自体が禁止されているわけではなく、規定量内であれば直ちに危険ということはありません。
とはいえ、健康リスクが指摘されている成分なので、可能であれば不使用のものを選ぶことがおすすめです。
3. 添加物がペットの健康に与える影響
短期的な影響
・消化不良(下痢、嘔吐)
・皮膚トラブル(かゆみ、発疹)
・アレルギー症状
・食欲不振
長期的な影響
・肝臓・腎臓への負担:解毒器官への蓄積ダメージ
・発がんリスクの増加:化学合成添加物の長期摂取
・免疫力の低下:体の防御機能の衰え
・寿命の短縮:慢性的な健康被害
4. 「無添加」の定義と落とし穴
■ 無添加の定義
「無添加」とは、ペットフードの全製造工程において、該当する添加物が一切使用されていない場合にのみ表示できる表現です。
さらに、表示する際には何の添加物を使用していないのかを明確に示す必要があります。
例)・「着色料無添加」:着色料を全く使用していない場合のみ可
・「保存料無添加」:保存料を全く使用していない場合のみ可
2024年に改訂されたガイドラインでは、
「無添加」などと対象を特定せずに表示すること(単独表示)は誤認のおそれがあるため不可
と明記されました。
したがって、「無添加」とだけ記載することはできず、「どの添加物を使っていないのか」を具体的に記載する必要があります。
■ キャリーオーバーの扱い
キャリーオーバー(原材料由来の添加物)とは、仕入れた原材料の段階で既に使用された保存料や酸化防止剤などが、最終製品にも微量に残存している状態を指します。
ガイドラインでは、
キャリーオーバーを含む全工程で該当添加物を一切使用していない場合のみ「無添加」と表示可能
とされています。
そのため、原材料に由来する添加物が含まれている場合は、製造工程で新たに添加していなくても「無添加」とは表示できません。
この点は最も見落とされやすいポイントです。
■ 栄養添加物の扱い
ビタミンやミネラルなどの栄養添加物は、栄養バランスを整え、健康維持のために使用される成分です。
安全性が確認されており、「有害な添加物」とは区別して考える必要があります。
そのため、栄養添加物は一般的に「添加物」の対象外です。
製品に栄養添加物が含まれていても、「着色料無添加」などの表示は可能です。
■ よくある誤解・落とし穴
▷ 一部だけ無添加
「着色料無添加」「保存料不使用」と書かれていても、
酸化防止剤(BHA・BHTなど)や香料など他の添加物が使われているケースがあります。
つまり、「無添加」と書かれていても、すべての添加物が不使用とは限りません。
どの添加物が対象かを見ることと併せて、原材料表示も確認することが重要です。
▷ 「無添加」単独表示の禁止
2024年のガイドライン改訂により、「無添加」単独の表示は誤認表示にあたるため禁止されました。
必ず「着色料無添加」「保存料不使用」など、対象を特定した形での表記が求められます。
▷ キャリーオーバーによる誤解
原材料の段階で添加物が使われている場合、最終製品では添加していなくても「無添加」とは表示できません。
キャリーオーバーは表示義務がないため、消費者が見落としやすい点です。
5. 安全なペットフードを見分ける4つのポイント
ポイント① 原材料表示を徹底チェック
原材料は使用量が多い順に記載されています。
✅ 良い例:
鶏肉、鶏レバー、魚肉、野菜(かぼちゃ、にんじん)、 酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)
❌ 悪い例:
肉類(チキンミール、肉副産物)、穀物(コーングルテン)、
動物性油脂、酸化防止剤(BHA、BHT)、着色料(赤色102号)
ポイント② 原材料の質を見極める

ちなみに、ペットフードの世界には「4Dミート」と呼ばれる原料があります。
これは、Dead(死んだ)・Dying(死にかけの)・Diseased(病気の)・Disabled(障害のある)動物の肉のことを指します。
こうした肉は本来、人が食べられない非食用原料であり、衛生面・品質面のリスクが高いため、ペットフードでも避けるべき原料とされています。
安心できるフードを選ぶためには、「ヒューマングレード原料使用」や「原材料が明示された製品」を選ぶことが大切です。
ポイント③ 天然由来の酸化防止剤・増粘多糖類を選ぶ
化学合成ではなく、天然由来の添加物を使用した製品を選びましょう。
酸化防止剤や増粘多糖類も由来と品質を確認することが大切です。
安全性の高い天然由来の酸化防止剤:
・ミックストコフェロール(ビタミンE)
・ローズマリー抽出物
・緑茶抽出物
・アスコルビン酸(ビタミンC)
比較的安全性が高い天然由来の増粘多糖類:
・カラギーナン(海藻由来・使用量に注意)
・グアーガム(グアー豆由来)
・ローカストビーンガム(いなご豆由来)
・ペクチン(果実由来)
・キサンタンガム(でんぷん発酵由来)
ポイント④ 製造国と製造工場の透明性
・原産国が明記されている
・製造工場の情報が公開されている
・トレーサビリティ(追跡可能性)が確保されている
・ヒューマングレード(人間が食べられる品質)の原材料使用
6. Paw's Green Deliが選ばれる理由
Paw's Green Deliは、本物の無添加・安全性にこだわり抜いた国産プレミアムペットフードです。
Paw's Green Deliの4つの安心
① 「限りなく無添加」にこだわる製品設計
一部商品(※)を除き、完全無添加を実現。
化学合成の酸化防止剤、保存料、着色料、香料、発色剤等、一切使用していません。
※「フードアレルギーケア(主食)」のみ、栄養成分の均一配合のため、天然由来のキサンタンガムを少量使用しています。
② ヒューマングレードの原材料
すべての原材料は、人間が食べられる品質(ヒューマングレード)を使用。
新鮮なお魚やお肉を厳選しています。
③ 健康課題に対応したラインナップ
- 腸・ヘルスケア:消化器系の健康をサポート
- グルメデリ:食いつき抜群の美味しさ
- フードアレルギーケア:食物アレルギー等に由来する皮膚トラブルに配慮
- フリーズドライ:栄養を守り、老化物質を抑えて健康に配慮した製法
④ 日本国内で徹底した品質管理
- 国内工場での自社一貫製造
- トレーサビリティの確保
- 厳格な衛生管理
ウェットフードの利点
Paw's Green Deliの主力製品であるウェットフードには、以下のメリットがあります:
- 水分補給:約80%の水分含有で、腎臓病予防に効果的
- 消化しやすい:柔らかく、胃腸への負担が少ない
- 嗜好性が高い:香りが立ち、食いつきが良い
- 食事量の調整:カロリー控えめで肥満対策にも
お試しセットで味を確認
初めての方には、6パック入りのお試しセット(1,650円)がおすすめ。
愛猫・愛犬の食いつきを確認してから、定期購入に移行できます。
▼ Paw's Green Deli お試しセット
・腸ヘルスケア
・グルメデリ
7. よくある質問(FAQ)
Q1. 無添加フードは保存期間が短いですか?
A. はい、化学合成の保存料を使用していないため、開封後は早めに使い切る必要があります。ウェットフードの場合、開封後は冷蔵保存で2~3日以内に消費しましょう。フリーズドライは湿気を避けて保管し、こちらも出来るだけ早めに使い切りましょう。
Q2. 無添加フードは値段が高いのはなぜ?
A. 高品質な原材料(ヒューマングレード)を使用し、化学添加物に頼らず安全性を保つため、コストがかかります。しかし、長期的な健康維持を考えれば、医療費の削減につながる投資といえます。
Q3. 犬と猫で必要な栄養素は違いますか?
A. はい、異なります。猫は完全な肉食動物で、タウリンやアラキドン酸など、犬には必須ではない栄養素が必要です。ただ、Paw’s Green Deliの総合栄養食は、犬と猫の両方の必要栄養素を満たせる「狭い範囲」に合わせて配合しているため、犬猫どちらでも安心してお召し上がりいただけます。
Q4. 子犬・子猫にも無添加フードは良いですか?
A. はい、むしろ成長期こそ高品質な無添加フードがおすすめです。成長期には質の良い栄養素が必要なので、給餌量を調整しながら与えましょう。不安な場合は、獣医師に相談することをおすすめします。
Q5. シニアペットには無添加フードが良いですか?
A. はい、シニア期は消化機能や免疫力が低下するため、添加物の負担を減らすことは特に重要です。Paw's Green Deliのウェットフードは、良質なタンパク質を使用しているため消化に優しく、水分補給もできるためシニアペットにも最適です。
Q6. 「オーガニック」と「無添加」の違いは?
A. オーガニック:有機栽培された原材料を使用(農薬・化学肥料不使用)
無添加:化学合成の添加物を使用していない
オーガニックフードでも添加物が含まれている場合があり、無添加フードでも原材料がオーガニックとは限りません。Paw's Green Deliは「無添加」に特化し、高品質な原材料を厳選しています。
Q7. グレインフリーやグルテンフリーと無添加は同じですか?
A. いいえ、別の概念です。
- グレインフリー:穀物(小麦、トウモロコシなど)を使用していない
- グルテンフリー:グルテンを含む小麦由来のタンパク質を使っていない
- 無添加:化学合成の添加物を使用していない
グレインフリーやグルテンフリーでも添加物が含まれている製品もあります。原材料表示を確認しましょう。
Q8. ウェットフードだけで栄養は足りますか?
A. 「総合栄養食」と表記されている場合、給与量を守って与えれば、ウェットフードのみでも必要な栄養を満たすことができます。
- 適切な給餌量を守る
- 新鮮な水を常に用意する
- 定期的な健康チェックを行う
- 個体差があるため、体調や体型を観察しながら調整する
まとめ:本物の無添加フードで愛猫・愛犬の健康を守ろう
ペットフードの添加物問題は、私たち飼い主が正しい知識を持つことで解決できます。
今日から実践できる3つのアクション
1. 今使っているフードの原材料表示を確認する
BHA、BHT、エトキシキン、亜硝酸ナトリウム、合成着色料が含まれていないかチェック
2.「化学合成の添加物無添加」の製品を選ぶ
単に「無添加」の記載で安心するのではなく、化学合成の酸化防止剤・保存料・着色料を使用していないかを確認
3.信頼できるブランドを見つける
原材料の透明性、製造工場の情報開示、ヒューマングレードの品質基準があるか確認
愛猫・愛犬の健康は、毎日の食事から作られます。
無添加のペットフードを選ぶことは、大切な家族の健康寿命を延ばすための投資です。
早いうちから、より健康的なフードで毎日の健康習慣を作っていきましょう。
Paw’s Green Deliは、完全無添加・日本のペットに最適な栄養設計で、あなたの大切な愛猫・愛犬の健康を全力でサポートします。
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