愛猫が12歳で旅立ったあとに、私がやめたこと
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突然ですが、私は猫オーナーです。
ぺぺという名前の子を、2014年に亡くしました。
人間のツナ缶を開けると、必ず隣に来る子でした。
缶を開ける音がすると、別の部屋からでも走ってきて、足元で見上げる。
そんなぺぺに、お裾分けをしてしまったことも少なからずありました。
そんな子だから、ウェットフードも大好きでした。
でも当時の私は、「おやつ=無駄なもの、不要なもの」そんな理解をしていました。
(ツナ缶のお裾分けは年に数回程度、本当に少量でした。)
ウェットは嗜好品でありおやつ。
ドライが主食。
なんとなく、そう思い込んでいたのです。
もし食事についてきちんと理解していたら、ウェットフードを「おやつ」以上の「ドライフードの大事な補助役」として考えられたかもしれません。
そして、ぺぺが好きだったものを、日常の中にもっと増やせたかもしれない。
毎日の「嬉しい」が増えれば、1日の質は確実に上がっていたはずです。
食事は寿命に関わっていなかったかもしれません。
でも、毎日の「幸せの質」は確実に上がっていたはず。
そこに、大きく後悔が残りました。
なんとなく選んでいたという事実
当時の私は、フードについて深く考えていませんでした。
ペットショップでパッケージを見比べながら、
☁️「有名だから安心かな」
☁️「これなら無難そう」
原材料を細かく読むこともなく、結局は「なんとなく安心できそうなもの」を選んでいたんです。
実際、情報が多すぎて、何が正解か分からない。
だから、思考を止めてしまっていたのもあります。
でも本当は、分からないなら分からないなりに、調べることはできたはずでした。
多くの獣医師の話を聞いて、分かったこと
ぺぺが旅立ったあと、私は後悔からフードについて学び始めました。
多くの獣医師の話を聞き、文献を読み、栄養学を学びました。
例えば「涙やけ」。
涙やけの多くは、涙腺の発達段階や加齢、体質が関係していることが多いと、眼科専門医(獣医師)から教えていただきました。
抗炎症作用のあるオメガ3脂肪酸など、食事が影響するケースもあるのかもしれない。
でも涙やけの仕組みを考えれば、「このフードで治る」と言い切れるものではない。
そう知った瞬間、今まで当たり前のように目にしていた言葉の見え方が変わりました。
「デンタルケア」も同じです。
栄養学等の教科書にも書かれている通り、歯垢や歯石の除去は最終的に物理的なケアが基本になります。
📢 柔らかいフードは歯に詰まりやすいからカリカリを。
📢 デンタルガムやパウダーでケアを。
一見もっともらしく聞こえます。
でも実際には、歯周ポケットの汚れを掻き出せるわけではない。
その事実を知るだけで、やはり歯磨きそのものが重要だと分かります。
フードは大切です。
でも、フードだけで完結する問題は多くない。
知れば知るほど、分かりやすい言葉だけでは語れないことが増えていきました。
私がやめたこと
ぺぺがいなくなってから、他の子たちのためにも、私は「なんとなく」で選ぶことをやめました。
そして、「なんとなく安心できる言葉」をそのまま信じることもやめました。
✔ 無添加
✔ 食いつき抜群
✔ 安心安全
これらの言葉は、決して悪いものではありません。
実際に良いフードにも使われていますし、今では多くの商品で見かけるようになりました。
でも大切なのは、「本当にそうなのか」と見極める力を、自分自身が持つこと。
何が「無添加」なのか。
食いつきの根拠は何なのか。
「安心安全」とは、どんな基準で語られているのか。
そこまで確認したうえで、総合的に判断し、そのフードに対して心から「安心」と言えるかどうか。
言葉の印象だけで選ぶのではなく、中身まで理解しようとすること。
私はそこから目をそらすのを、やめました。
Paw's Green Deliとして徹底していること
私たちの商品を、「すべての子に良いフード」だとは言いません。
相性もありますし、その子それぞれの食の好みもある。
だからこそ、無責任なことは言い切りません。
それでも私たちは、一人でも多くの子に「良い」と言ってもらえる商品を目指します。
ただ、好みを除いたとしても、「良いフード」に唯一の正解があるわけではありません。
だからこそ大切にしているのは、私たち自身が素材や健康についてきちんと理解すること。
「なぜ良いと言えるのか」という根拠を持ち、自分たちが信じる「良い」の基準を明確にし、それを守り続けること。
流行や売りやすさではなく、自分たちがたどり着いた基準に基づいて商品づくりをする。
それを徹底しています。
私自身のぺぺへの後悔は、こうして今の商品づくりに生きています。
迷っている飼い主さんへ
何が正解か分からない。
それは当然です。専門家ではないのだから。
なんとなくで選んでしまう気持ちも、よく分かります。
私もそうでした。
そしてこれからも、「なんとなく」で選んでしまう瞬間はあるかもしれません。
それでも、この記事を見つけてくださった方に対して、私たちはとことん真面目に向き合います。
なんとなくで手に取ったとしても、あとから後悔しないごはんであること。
そのために、自分たちの考える「良いごはん」徹底し続けます。
そして「良いごはん」の基準は必要に応じてアップデートも欠かしません。
私は今も、ぺぺへの後悔を忘れていません。
その後悔を、商品づくりに活かしていく。
それが今、私にできることです。
そしてPaw's Green Deliとして、多くの飼い主さんに自信を持って選んでいただけるごはんをつくり、届け続けます。