猫や犬の腎臓病を気にする写真

腎臓病の犬・猫の食事で絶対に気をつけるべきポイント|減らす栄養・減らしすぎてはいけない栄養を徹底解説

腎臓病(慢性腎臓病:CKD)の猫ちゃん・わんちゃんは年々増えており、「どんな食事が最適なのか」「何を制限すべきか」 を気にする飼い主さんが非常に多くなっています。

腎臓病の食事管理は 、実は「ただ制限すれば良い」 というものではありません。
制限する栄養素と、むしろ確保すべき栄養素が存在し、このバランスを誤ると 寿命に影響するとも言われています。

本記事では、腎臓病の食事で気をつけたい栄養を最新知識に基づいて解説し、さらに低リン・低ナトリウムでトッピングとして使いやすいPaw's Green Deli(パウズグリーンデリ)の活用方法も紹介します。

腎臓病の猫ちゃん・わんちゃんの食事で迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。


【目次】

1. 腎臓病の犬・猫が食事で気をつけるべき栄養素
2. 早期・中期・末期で“たんぱく質の適正量”が変わる理由
3. トッピングを使うときの注意点(総量管理が重要)
4. Paw’s Green Deli は腎臓病の子に使える?成分値から検証
5. 低リン・低ナトリウムでトッピングに適している理由
6. 腎臓病の子の食事は「主治医との連携」が必須
まとめ:制限と維持のバランスが寿命を左右する


1. 腎臓病の猫・犬が食事で気をつけるべき栄養素

腎臓病の食事管理で重要な栄養素は以下の3つです。

リン(P):全ステージで最も重要な制限項目

腎臓病が進行する最大の要因の一つが リンの過剰摂取

 ✅ 腎臓病用フードの基準:0.3〜0.6%(乾物換算)
 ✅ 一般食(ウェットフード・おやつ)は1%超も多い

リン制限は 全ステージで必須 であり、腎臓病の進行を抑える最も有効な方法のひとつです。

ナトリウム(塩分):血圧と腎機能悪化の原因に

ナトリウムの摂りすぎは

 ✅ 高血圧
 ✅ 腎臓のろ過負担増

につながります。

「塩を使っていない=塩分が少ない」ではありません。
フードや一般食のナトリウム量を必ず確認しましょう。

たんぱく質:ステージで必要量が変わる重要栄養素

一般的に「腎臓病=低たんぱく」と思われていますが、これは半分正解で半分間違いです。

● 早期〜中期(ステージ1〜2)

過度なたんぱく制限は

 ❌ 体重低下
 ❌ 筋肉量減少(サルコペニア)
 ❌ 免疫力低下

に直結し、寿命が短くなる可能性が複数の研究で示唆されています。

👉 早期ステージでは、リンの摂取量を制限しつつ、たんぱく質を減らしすぎないことが重要。

● 中期〜末期(ステージ3〜4)

腎臓の老廃物処理能力が低下するため、主治医の指示に基づき、たんぱく質を制限する必要があります。


2. たんぱく質は「減らす」のではなく「最適化」が正解

腎臓病の食事で最も誤解されるポイントがこれです。

 ✔ 早期:必要量を確保(減らしすぎが寿命を縮める)
 ✔ 中〜末期:主治医管理で制限
 ✔ どのステージも「リンは低く」が原則

「低リン × 適正たんぱく質」が腎臓病の食事の基本です。


3. トッピング利用時は「リン・ナトリウム・たんぱく質の総量」を管理

腎臓病の食事でトッピングを使う場合、最も重要なのは1日の総量管理です。

 ・どれだけ低リンの商品でも、食べすぎれば負荷になる
 ・トッピングが多すぎると主食の栄養が崩れる
 ・「食べればOK」は本当に食べない子の最終手段

✔ トッピングは1日の総摂取カロリーの10〜20%以内

これが一般的な猫ちゃん・わんちゃんにも一般的に推奨される目安です。

ただし、腎臓病のステージによってはトッピングがNGな場合も多くあります。
このことを念頭に、トッピングをする場合は事前に主治医の先生へ相談しましょう。


4. Paw’s Green Deli は腎臓病の子に使える?

—— 成分値(リン・ナトリウム)が非常に優秀!

Paw’s Green Deliの「グルメデリ」「腸・ヘルスケア」の成分は以下の通りです。

▼ まぐろ

ナトリウム:0.054 g(0.11%)
リン:0.147 g(0.29%)

▼ かつお

ナトリウム:0.05 g(0.10%)
リン:0.151 g(0.30%)

▼ ささみ

ナトリウム:0.016 g(0.03%)
リン:0.143 g(0.29%)

☆ 腎臓病向けフードと同レベルの低リン

一般食(ウェットフード)で 0.29〜0.30%台 は非常に希少で、腎臓病の子のトッピングとして理想的な成分設計です。


5. Paw’s Green Deli が腎臓病ケアに相性が良い理由

✔(1)リン・ナトリウムが極めて低い

腎臓病のリスク因子を増やさずに食欲を引き出せる。

✔(2)嗜好性が高く「食べるスイッチ」になる

食欲低下は腎臓病の大きな問題。
香り高く、少量で十分役立つ。

✔(3)体力維持に必要なたんぱく質を補える

早期の腎臓病では特に重要なポイント。


6. 腎臓病の食事は「個別最適化 × 主治医相談」が必須

腎臓病は、

 ⚠️ 年齢
 ⚠️ 体重
 ⚠️ ステージ
 ⚠️ 筋肉量
 ⚠️ 合併症

などによって必要な栄養管理が大きく変わります。

✔ 自己判断でたんぱく質を減らすのは危険
✔ トッピングも必ず主治医へ確認
✔ 病院での検査の変化と連動して食事管理を調整

これが最善の食事療法につながります。


7. まとめ|腎臓病の食事は「制限」と「維持」のバランスが寿命を左右する

腎臓病の犬・猫の食事で重要なのは次の4つ。

💡 リンは全ステージでしっかり制限
💡 ナトリウムは控えめに
💡 たんぱく質はステージ別に最適化

 (早期に減らしすぎると寿命リスク)
💡 トッピングは「総量管理」が最重要

この観点で見ると、Paw’s Green Deliのごはんは低リン・低ナトリウムで腎臓病の子に扱いやすい一般食を取り揃えています。

腎臓病の進行をゆるやかにし、「おいしく・安心して続けられる食事」を選ぶためにも、ぜひ今日から正しい栄養管理を実践してみてくださいね!

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